価格スパイクとは、電力の市場価格が短時間で急激に跳ね上がる現象のことです。需要と供給のバランスが大きく崩れたときに起こり、ときに通常の数倍から十数倍の価格に達することもあります。
価格スパイク(スパイク)は、特定のコマ(30分)で市場価格が急騰する現象を指します。「スパイク市場」という言い方も、価格が突出して高騰した市場・局面を指して使われます。
電気は大量に貯めておくことが難しく、需要と供給を常に一致させる必要があります。供給に余裕がなくなると、わずかな需要増でも価格が跳ね上がります。これがスパイクです。
価格スパイクは、供給力が需要に対して不足しそうになったときに発生します。主な原因は次のとおりです。
JEPXのスポット市場には、価格が無制限に上がらないよう上限(価格キャップ)が設けられています。需給が極端に逼迫すると、価格がこの上限付近まで張り付くことがあります。
過去には、寒波による需要急増と燃料制約が重なって、広範囲で価格が高止まりした事例もありました。
価格スパイクは、市場から電力を調達する小売電気事業者(新電力)にとって調達コストの急増を意味します。市場連動型の料金プランでは、スパイク時の高い価格が利用者の電気料金に反映されることもあります。
そのため、価格スパイクのリスクを把握し、推移をウォッチすることは電力の調達・リスク管理のうえで重要です。